4月11日 三重県伊勢市『伊勢神宮(内宮)』参集殿にて奉納神楽を行いました。
奉納に先だって、御垣内参りを行いました。
伊勢大神楽講社には宗教法人・社団法人の二つの法人があり、令和の時代に入り当社団法人が神宮奉納における執行役を務めて参りましたが、本年より執行役を宗教法人に引き継ぎ宗家の山本源太夫社中が引き継いで務めていく運びとなりました。
また伊勢大神楽講社では春と秋の二度、伊勢神宮への代理参拝を行っておりますが全社中の大神楽師が一同に集うのは、春の参拝のみとなっております。
奉納の始まりを告げる寄席太鼓が参集殿の能舞台に響き渡ります。
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△剣の舞・四方の舞
舞手:石川源太夫社中
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△扇の舞
舞手:山城修社中(加藤菊太夫社中所属)/猿田彦役:加藤菊太(加藤菊太夫社中)/囃子方:山本勘太夫社中
一般社団法人伊勢大神楽講社直営社中の一つである加藤菊太夫社中に所属する山城修社中です。現四日市市の阿倉川村を発祥とする南勢流伊勢大神楽の流れを汲む社中でありながら北勢流の加藤菊太夫や山本勘太夫と技術交流を行い、双方の流派を伝承しています。加藤菊太夫社中の家元 菊太や勘太夫社中も助演で参加します。
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△献燈の曲
演者:山本源太夫社中
本年も山本源太夫社中が献燈の曲を奉納しました。神宮奉納では唯一となる放下師が登場する演目です。
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伊勢大神楽講社最年少の放下師二名による神来舞の相舞です。個人の技量とは違った技術が必要となり、組み合わせにより異なった姿を成すのが相舞の魅力です。各社中にはかつて、伊勢大神楽講社随一と呼ばれる相舞の名コンビたちがいました。平成後期には当時若手だった山本勘太夫・春太夫が数十年ぶりに古式の流派である“山本勘太流神来舞”を復活させ大変な反響となったのは記憶に新しいところ。
現在、森本忠太夫社中の放下師二名による相舞は同業大神楽師たちからも一目おかれるコンビとして台頭しつつあります。※各社中の責任者たちも舞台袖から足運びや所作を観察しています。
△神来舞
舞手:森本忠太夫社中
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△魁曲
演者:山本勘太夫社中(山本春太夫・山本八太)/山本勘太夫社中(山本勘太夫・山本大貴)/山本源太夫社中/森本忠太夫社中
増田神社と伊勢神宮でのみ奉納される四頭立ちの花魁道中です。
経験豊富な山本勘太夫社中からは二組が選出されます。
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本年も神宮参集殿にお集まり下さった皆様方、ありがとうございました。皆様方にとって本年が良き一年となります事を伊勢大神楽講社一同、引き続きお祈り致しております。