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2015.05.11

指吸長春 大神楽師紹介

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かつて旧伊藤森蔵社中の回檀先であった大阪府阪南市にて生まれる。幼少期より地元の祭りや伊勢大神楽の笛・太鼓を聴き、日本文化に親しみを持って育つ。やがて成長と共に興味は芸術へと移り、高校大学では美術を専攻、現代美術などを学ぶ。その中で日本の文化・芸能が各時代の様々な信仰を元に発展してきた事を知り、日本の伝統芸能に強い関心を抱くようになる。

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卒業後、一時故郷である阪南市へ戻った際、十数年ぶりに伊勢大神楽の回檀に出会う。改めて出会った伊勢大神楽の獅子舞や放下芸・囃子に感銘を受けた事で入門を決意し、伊勢大神楽講社長 山本源太夫を訪ね、勘太夫社中への入門を志願する。

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現在は大神楽師として8年目の年を迎えている。舞や囃子・放下芸の稽古は勿論、芸能の歴史など大神楽に関する、ありとあらゆる物事に関心を抱くようになり、入門10年を待たずして八舞八曲全てを任されるまでに成長した。日々の回檀においても、各地域の文化・風習に理解を深めるなど、大神楽師としての技量・知識は勘太夫社中において屈指である。

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伊勢神宮での奉納神楽や増田神社での総舞など、大舞台での経験も豊富であるが、「入門8年を数える現在でも、大神楽のファンである。同時に職人でもあり、研究者である、そんな大神楽師でありたい」と、当人は謙虚に話す。若手の多い勘太夫社中において、今後益々の活躍が期待される。

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大神楽師 指吸 長春 33歳(入門8年目)2015年5月インタビュー

NagaharuYubisui