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2018.07.11

松下雄陽 大神楽師紹介

かつて山本源太夫社中の回檀先であった大阪府八尾市にて生まれる。幼少期より地元の祭りである”ふとん太鼓”に参加しており、祭りの時期が来ると家まで響く太鼓の音や、勇壮な男たちの姿を見て”祭”に強い憧れをもって育った。大学では音楽を専攻し和太鼓同好会で活動するなど、歳を重ねて尚、日本文化や祭への情熱・興味が絶える事はなかった。

大学在学中に、山本勘太夫社中による「大神楽師一般募集」の存在を知り興味を示す。その後、人生で初めて目にした伊勢大神楽の総舞で山本勘太夫の魁曲に感銘を受け「自分も大神楽師になり、魁曲の台師を志そう」とその場で決意を固め、直接入門を志願する。その後は、卒業を待たず勘太夫社中に入門を果たし、在学中から社中の回檀に帯同するなど若くして多くの経験を積んだ。入門一年目にはNHKBSプレミアム”疾走!神楽男子”にドキュメントの被写体として大きく取り上げられるなど、世間の注目を集めた。

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現在は大神楽師として3年目の年を迎えている。自身と共に入門した同期達は既に違う道を選んだが、入門当初より誰よりも日々の稽古を絶やさなかった若者は、大神楽師として充実の年を過ごしている。当人は大神楽の魅力を「御祓いが終わった後”ありがとう”と皆さんに声を掛けられる時、一番やりがいを感じる」と話す。

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総舞では既に、献燈の曲や魁曲といった花形の放下芸を担うなど成長著しいが「大神楽における舞・曲の全てで一人前になりたい。だから毎日の稽古を頑張るだけです」と、その姿勢は入門当時と変わりはない。世代交代を計る勘太夫社中において次代の中心的役割を担う大神楽師として一層の活躍が期待される。

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大神楽師松下雄陽 24歳(入門3年目)2018年7月インタビュー

TakeharuMatsushita