4月14日 三重県伊勢市『伊勢神宮(内宮)』参集殿にて伊勢大神楽講社による2017年度奉納神楽を行いました。
伊勢大神楽講社所属の全5社中が一同に会する舞台に相応しく、奉納の始まりを告げる寄席太鼓は宗家山本源太夫社中が務めました。
△剣の舞・四方の舞
演者:森本忠太夫社中/石川源太夫社中
△扇の舞
演者:伊勢大神楽講社紀州支部 山城修社中
伊勢大神楽には南勢流・北勢流と呼ばれる二つの流派が存在します。現代では山本源太夫を中心とする北勢が主流派であり、南勢流の舞や曲を受け継ぐのは紀州支部にて活動を行う山城修社中のみとなっています。
△献燈の曲
演者:山本源太夫社中(芸者:寺尾寛/道化師役:斎藤晋)
昨年度の奉納に続き、山本源太夫社中が献燈の曲を奉納しました。
熟練の技の数々に参集殿が大いに沸きました。
△神来舞
演者:森本忠太夫社中
△魁曲
演者:山本勘太夫社中(指吸長春・山本勘太夫)/山本源太夫社中(加藤直樹・杉浦康博)
魁曲の先発は本年も山本勘太夫社中が務めました。正月放送のNHKBSプレミアム『疾走神楽男子~伊勢大神楽の若き獅子たち~』でも取り上げられ一躍話題となった2016年復活の『片手止め』も披露致しました。
最後は山本源太夫社中代表 山本秀平氏による挨拶をもって本年の奉納神楽を終了致しました。
参集殿にお集まり下さった皆様方、例年より長時間の奉納となりましたが、最後までお付き合い頂きありがとうございました。皆様のご多幸ご健勝を祈念申し上げます。