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2018.04.17

4月14日 伊勢神宮での奉納ご報告

4月14日、本年も三重県伊勢市『伊勢神宮(内宮)』参集殿にて伊勢大神楽講社による2018年度、神楽奉納を行いました。

 

 

△四方の舞

演者:山本源太夫社中/石川源太夫社中

 

 

△扇の舞

演者:伊勢大神楽講社紀州支部 山城修社中

毎年1月に催行される、おかげ横丁回檀でお馴染みの山城修社中です。伊勢大神楽には、古来より北勢流・南勢流と言われる二つの流派が存在しています。山城社中は伊勢大神楽講社において唯一、南勢流の舞や曲を受け継ぐ社中であり、滑稽さと荒々しさを内包する同社中の扇の舞は南勢流を象徴した演目といえます。

 

△2018年度、おかげ横丁回檀の様子

 

 

舞台と客席の距離が遠く、客席の反応が掴み難い能舞台での放下芸奉納ですが、普段通りの掛け合いが行われます。

 

△献燈の曲

演者:山本源太夫社中(芸者:寺尾寛/道化師役:斎藤晋)

伊勢大神楽講社を代表し、山本源太夫社中の演者が献燈の曲を奉納しました。

 

 

△神来舞

演者:森本忠太夫社中

伊勢大神楽の主流派である、北勢流“東森本流”神来舞です。伊勢大神楽における最古の神来舞と伝わります。

 

 

  

△魁曲

演者:山本勘太夫社中(指吸長春・山本勘太夫)/山本源太夫社中(斎藤晋・寺尾寛)/加藤菊太夫社中(由良真介・難波直樹)

魁曲の先発は3年連続で山本勘太夫社中が務めました。昨年放送のNHKBSプレミアム『疾走神楽男子~伊勢大神楽の若き獅子たち~』でも取り上げられ話題となった“片手止め”を始め、多くの古芸を披露致しました。また、かつて神宮奉納の舞台で長らく先発を務めた加藤菊太夫社中が4年ぶりに演者として登場となりました。

 

 

最後は講社長である山本源太夫による挨拶をもって本年も奉納神楽を終了致しました。

本年も参集殿にお集まり下さった皆様方、最後までお付き合い頂きありがとうございました。皆様のご多幸ご健勝を祈念申し上げます。