10月13日(金) 本年も河内長野市小山田町『住吉神社』にて総舞を奉納致しました。
住吉神社は河内長野市きっての歴史・社格を誇り、総舞奉納の際には地元小山田町のみならず、市内外大変多くの皆様にご参集頂きます。
総舞に先駆け拝殿にて鈴の舞を奉納致します。
△剣の舞
△四方の舞
天地四方を清め祓う四方の舞です。
△扇の舞
天木綿筒命役は大神楽師一般募集四期生の新弟子が務めました。
△綾採の曲(放り撥)
放下師は石崎雄一朗が、道化師は山本勘太夫が務めました。普段と真逆の配役に常連の皆様も驚きを隠せません。
勘太夫社中年中行事指定の総舞では必ず配布される“演目紹介”
△水の曲(半水)
放下師は昨年春入門の松下雄陽です。学生時代、この住吉神社にて総舞を初めて目にした事で大神楽の道を志しました。社中で最年少の大神楽師であり、今後一層の飛躍が期待されます。
△水の曲(戸板廻し)
△楽々の舞
大阪府ではここ河内長野の住吉神社でしか奉納される事の無い希少な演目です。五穀豊穣を祈事としています。
△献燈の曲
放下師はお馴染みの指吸長春です。
△神来舞
新弟子二名による神来舞です。流派は「山本勘太夫流」での奉納です。
△魁曲
本年の花魁道中は(上乗り:勘太夫/台師:石崎雄一朗)で披露致しました。勘太夫社中では平成十九年以降、魁曲の修得は義務付けられており、多様な組み合わせでの奉納が可能となっています。本年の組み合わせは三年ぶりとなります。
総舞終了後は恒例の頭噛みの御祓いです。老若男女問わず、ご参集の皆様が最も笑顔になる瞬間です。
本年まで存在が公表されていなかった“楽祓”(らくはらい)。伊勢大神楽が回檀する事が叶わぬ地域に住まう方を総舞祈祷し、神楽大麻を授与します。この度の奉納の主な祈事は【五穀豊穣・無病息災】でした。祈事は演目によって変化致します。
本年もお出逢いしました皆様が、またの一年を元気でお過ごしになられますよう、お祈り致しております。