2015年7月25日、大阪府阪南市、波太神社にて総舞を行いました。昨年、約40年ぶりに復活となった波太神社での総舞ですが、地域の皆様のご支援・ご協力により、本年より山本勘太夫社中の年中行事として毎年の奉納が決定致しました。
本年の奉納は幸い天候にも恵まれ、昨年以上の観覧者で賑わいました。
△総舞に先駆け、御本殿へ向けて『鈴の舞』を奉納。
△剣の舞
本年の総舞は『剣の舞』にて幕を開けます。
△四方の舞
舞手として加藤菊太夫社中の大神楽師が一名参加しており、流派混合による奉納となりました。
△扇の舞
△綾採の曲
阪南市出身の大神楽師、指吸長春が演者を務めます。
△水の曲
先代山本勘太夫も演者として登場致しました。
放下芸の演者として大阪府下で姿を見せるのは2009年の岸城神社総舞以来となります。
△水の曲(皿~戸板廻し~)
手毬の曲・扇毬・鯛釣りなど、20年以上途絶えていた演目の数々を2010年以降、次々と復刻させて来た山本勘太夫ですが、本年の襲名記念年に復刻させた放下芸の一つが『戸板廻し』です。尚、総舞にて披露されるのは、この波太神社が初めてとなっています。
△吉野舞
△手毬の曲
△献燈の曲
道化師役は主に石崎雄一朗が務めていますが、時には社中最古参の大神楽師である山本明一が熟練の道化を見せます。
△神来舞
昨年まで演目を担っていた組み合わせではなく、若手を抜擢し新たな配役となった神来舞です。
△剣三番叟
△魁曲
通称、花魁道中。本年も新たな古芸を復刻させ、最後は伊勢音頭の唱和で総舞に幕を下ろします。
本年も多くの方にご支援・ご協力を頂き、昨年以上に多くの皆さまにお出逢いする事ができました。来年以降も7月最終土曜を奉納予定日として奉納継続が決定しておりますが、社中一同、本年以上の奉納ができるよう、変わらぬ精進を続けていきたいと思います。
当日、炎天下の中お集まり頂いた皆様、ご協力下さった関係者の皆様、本当にありがとう御座いました。また来年、お出逢い致しましょう。