4月12日 滋賀県長浜市大路町『湯次神社』にて総舞を奉納致しました。
長浜市大路町は、長らく故山本長太夫社中が回檀しておりましたが、1920年代に同社中の廃業を機に当地に伊勢大神楽の家元が訪れる事は無くなっておりました。
その大路町より「当時、長太夫社中の総舞を見て育った町の高齢者達に、もう一度だけ伊勢大神楽の総舞を見せて欲しい」と再訪願いを頂戴致しました。
当時の長太夫社中には現勘太夫の大叔父にあたる大神楽師が次期家元候補として所属しておりました。長太夫社中が同大神楽師の戦死を機に廃業へ至ったという経緯もあり、家元山本勘太夫や社中の大神楽師にとっても特別な意味を持つ総舞奉納となしました。
△四方の舞
△扇の舞
△綾採の曲
△水の曲(皿の曲)
△献燈の曲
△神来舞
△剣三番叟
△魁曲
最後は、伊勢音頭の唱和にて総舞に幕を下ろします。
この度の総舞の実現に御尽力下さった、大路自治会の皆様・その他関係者の皆様方、そして半世紀以上の歳月を経て尚、伊勢大神楽講社の再訪を暖かくお迎え下さった大路町全ての皆様に厚く御礼を申し上げます。