新型コロナウィルスの世界的蔓延により開催が延期されておりました大阪城の催事が11月21日より三日間に渡り実施され、山本勘太夫社中が21日に二部公演を行いました。
大阪城の城主と言えば天下人、豊臣秀吉です。令和二年は大河ドラマ”麒麟が来る”の主人公である明智光秀にスポットが当たりましたが、光秀の織田家家中時代のライバルである豊臣秀吉にも再度注目が集まっています。今回の催しでは秀吉ゆかりの地に関連し、秀吉が初めて城主となった滋賀県の長浜城(滋賀県長浜市)や長浜にまつわる伝統文化・団体が出演しました。
伊勢大神楽講社 山本勘太夫と長浜(近江)の繋がり
江戸時代には伊勢大神楽の太夫達は神宮(内宮)に属し伊勢神宮の神札を配りながら神楽を奉納して諸国を旅しました。伊勢大神楽の太夫である山本家は元々、近江国(現在の滋賀県)の守護大名である佐々木六角氏の一族であったと伝わり六角氏が織田信長によって滅ぼされた後に伊勢国桑名(現在の三重県桑名市)へ移り住み佐々木性から山本性となり興した村が太夫村であると伝わります。伊勢大神楽講社では多くの社中が一年の旅の始まりを滋賀県で迎えており、古来より続く近江国との関係は今なお続いております。
今年の催事は感染症がふたたび増加傾向を見せ始めた11月の実施となった事もあり、入場時の検温・消毒や椅子席の間隔確保など現在可能な感染予防策が徹底された上で実施されました。
第一部:午前11時
〇寄席太鼓
〇劔の舞
〇四方の舞
〇水の曲
〇神来舞
〇献燈の曲
〇神来舞(南勢 旧伊藤森蔵流)
〇魁曲(二頭立ち)
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△劔の舞(舞手:山本勘太夫・松下雄陽)
△四方の舞(舞手:山本勘太夫・松下雄陽)
△水の曲”皿の曲”(放下師:山本勘太夫/道化師:石崎雄一朗)
△神来舞“南勢 旧伊藤森蔵流”(舞手:指吸長春・石崎雄一朗)
△献燈の曲(放下師:松下雄陽/道化師:石崎雄一朗)
△魁曲(先発 上乗り:指吸長春・台師:石崎雄一朗/後発 上乗り:山本勘太夫・台師:松下雄陽)
終了後は、家元 山本勘太夫が登壇し来場に感謝を述べると共に奉納演目の一つであった神来舞の由緒にも触れ、短い公演の中でも疫病退散の意を持つ神楽を奉納したことを報告致しました。
第二部へ続きます。