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2020.11.26

11月21日”駆け上がれ!秀吉~大阪城の秋祭り~にて公演(第二部)


昼過ぎから日よりが良くなった事もあり第一部以上の参集者が天守閣前に集まります。

 

 

第二部:午後14時

 

〇劔の舞

〇扇の舞

〇水の曲

〇劔三番叟

〇神来舞(正調 山本勘太夫流)

〇魁曲

 


△劔の舞(舞手:松下雄陽)

 

 


△扇の舞(舞手:松下雄陽)

 

 

△水の曲“突き上げ”(放下師:指吸長春/道化師:石崎雄一朗)
大阪城特有の堀から吹きあげる強風から、昨年度の公演では危険度から奉納を見合わせた演目が複数あります。その一つが突き上げです。本年の奉納では限られた時間の中で挑戦するという方針の元、無事”大成功”となりました。

 

 

 


△劔三番叟(放下師:山本勘太夫/石崎雄一朗)

こちらも大阪城特有の強風との相性から昨年は全編の奉納が見送られていた劔三番叟です。感染病の感染拡大が続く状況もあり、長短剣による疫病払いと日本古来の祝賀舞である三番叟による地固めを行い、感染収束の到来を祈念しました。

 

 


△神来舞“正調 山本勘太夫流”(舞手:松下雄陽)

入門5年未満の若手大神楽師による勘太夫流神来舞です。勘太夫流神来舞の舞手は、かつての故佐々木金太夫氏が宗家 山本源太夫流に神宮の大々神楽で奉納される舞楽より着想を得た男舞の要素を掛け合わせる事で考案したと伝えられます。

 

 


△魁曲(先発 上乗り:指吸長春・台師:石崎雄一朗)

 

 


平成30年より3年連続3度目の公演となった大阪城での総舞、足を運んで下さった皆様方、誠にありがとうございました。平成30年当時、決して申し合わせがあった訳ではございません。新天皇陛下が御即位されたり、伊勢大神楽と歴史的つながりを持つ長浜市の催事が行われたり縁や偶然が重なりに重なりて、このような舞台が整ったのだと思います。

当日の奉納終了後の挨拶でも申し上げましたが、またの一年をおひとりお一人がお体を大事にお過ごし頂きます事を我々は願うばかりです。皆様方とのまたのご縁を楽しみにしつつ当社中も旅を続けて参ります。

家元 山本勘太夫