2019年10月5日(土)大阪府堺市北区金岡町『金岡神社』にて総舞の奉納を行いました。
金岡神社での総舞は2010年より勘太夫社中の年中行事に指定されており、本年の奉納は令和最初、そして節目の10周年記念の奉納となり例年以上の参集者が訪れました。
△鈴の舞
総舞に先立ち、金岡神社ご祭神に向け10周年記念奉納の開始をご報告致します。
△四方の舞(舞手:山本勘太夫・松下雄陽)
▲四方の舞(五周年奉納当時の様子)
△扇の舞(舞手:松下雄陽)
若手大神楽師による扇の舞です。躍動感ある踏み足が節目の奉納に華を添えます。
△綾採の曲(放下師:指吸長春/道化師役:石崎雄一朗)
▲綾採の曲(五周年奉納当時の模様)
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△水の曲(放下師:松下雄陽・山本勘太夫/道化師役:石崎雄一朗)
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△水の曲”皿の曲”(放下師:指吸長春/道化師:石崎雄一朗)
▲皿の曲(五周年奉納当時の様子)
△吉野舞(舞手:松下雄陽・佐藤銀哉)
△傘の曲(放下師:山本勘太夫/石崎雄一朗)
▲傘の曲(五周年奉納当時の様子)
△献燈の曲(放下師:松下雄陽/道化師:石崎雄一朗)
▲献燈の曲(5周年奉納当時の模様)
△神来舞”南勢 伊藤森蔵流”(伊勢)
奉納6年目に復活初披露され、一段と舞手を磨いて参りました旧家元 伊藤森蔵流の神来舞の相舞(二頭舞)です。
▲神来舞”正調 五周年山本勘太夫流”(五周年奉納当時の様子)
△剣三番叟(放下師:山本勘太夫/道化師:石崎雄一朗)
▲劔三番叟(五周年奉納当時の様子)
△魁曲(先発上乗:指吸長春・台師:石崎雄一朗/後発上乗:山本勘太夫・台師:松下雄陽)
数多の大舞台で披露されてきました二頭立ての花魁道中です。多くの社中がそれぞれ得意とする魁曲ですが、勘太夫社中の魁曲は最も古典的な技術・指導法が途絶えず伝承されており他では目にすることが叶わぬ和傘十一張を用いた一本立が特徴です。10周年記念奉納最大の見せ場となりました。
▲魁曲(五周年奉納当時の様子)
総舞終了後には恒例の頭噛みの御祓い、近年定着して参りました総舞みやげ(てぬぐい)や楽祓(住宅地在住者向けの神札頒布)にも長蛇の列ができます。
主催である歴史研究会の皆様方のご尽力もあり、この度の10周年奉納を滞りなく終えることができました。この奉納を節目とし、改めて社中一同変わらぬ精進を続けていく事をお誓い致します。
本年、金岡神社総舞にご参集頂いた皆様、お世話頂きました地元金岡の皆様、ありがとうございました。
主催:金田歴史研究会/金岡町自治会