8月13日 京都国立博物館にて『夏の伊勢大神楽総舞』が公演され、山本勘太夫社中が出演致しました。
館内敷地の平成知新館講堂にて当日2公演が実施されました。
京都での公演ということもあり、外国の観光客をはじめ伊勢大神楽を始めて観る観客が多かったようです。
公演(午前の部)
△劔の舞(舞手:山本八太・山本大貴)
△水の曲”皿の曲”(放下師:山本春太夫/道化師:山本勘太夫)
△神来舞”山本勘太夫流 壱段”(舞手:山本勘太夫)
△魁曲(上乗:山本春太夫/台師:山本八太)
最後は全員が再登場し万来の拍手でお見送り頂き、無事に終了。
午前の部(全4演目 23分)
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公演(午後の部)
神来舞”山本勘太夫流 参段”(舞手:山本春太夫/山本大貴)
△献燈の曲(放下師:山本八太/道化師:山本勘太夫)
△魁曲(上乗:山本春太夫/台師:山本八太)
午後の部(全3演目 25分)
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近年は舞台での公演も積極的に実施している山本勘太夫社中ですが、京都では初公演でした。
日に2公演。合わせて一時間に満たない公演時間ではありましたが、今回の催しを通じてはじめて伊勢大神楽を知る多くの方との出逢いがありました。公演の最後には京都国立博物館の公式キャラクター『トラりん』も登壇し、来場の皆様を代表して頭噛み・お祓いを行いました。本来は神事芸能の面が色濃い伊勢大神楽。しかし様々な町・場所・人と出逢うことで、また新たな場に馴染んでいく。これも450年以上も続く旅の中で各時代の日本を歩き続けてきた伊勢大神楽ならではの在り方なのかもしれません。
さて、次なる行先はどちらでしょうか。
京都でお出逢いした皆様に感謝しつつ、我々の旅は続いていきます。
山本勘太夫