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2024.02.05

2月1日 加藤菊太夫社中 東近江市”河桁御河邊神社”での総舞ご報告

2月1日、東近江市河桁御河邊神にて一般社団法人伊勢大神楽講社 加藤菊太夫社中の総舞が奉納されました。

加藤菊太夫社中は江戸後期に旧加藤孫太夫の分家として誕生し、二代目より伊勢から鳥取を拠点に移し100年以上の歴史を数えるなど、現存する伊勢大神楽講社5社中において最も新興の社中です。 現在は先代の廃業を機に一世紀ぶりに鳥取から伊勢へ本拠を戻し、新家元 加藤 菊太(きくた)氏を中心とする新体制へ移行中です。

 

△動画リンク:加藤菊太夫・山本勘太夫両社中は令和4年より法人化により運営統合致しました。    

△劔の舞・四方の舞(舞手:加藤治・加藤難波)    

 

 

△綾採の曲(放下師:加藤菊太/道化師:斎藤茂吉)    

 

△綾採の曲・水の曲(放下師:加藤菊太/道化師:斎藤茂吉) 加藤菊太夫社中では、令和5年1月より新家元として活動を開始した加藤菊太が放下師を、道化師を斎藤茂吉が担います。互いに先々代(4代目)に入門し20年以上に渡り旅を続けています。

 

     

△吉野舞(舞手:加藤治・加藤難波)

 

 

 

△神来舞“北勢 山本源太夫流”(舞手:加藤治・加藤難波)

北勢流の基礎である山本源太夫流神来舞は昭和30年代に加藤菊太夫家によって舞手を再構築され現代に遺っています。    

 

 

   

△劔三番叟(放下師:山本勘太夫/道化師:斎藤茂吉) 本年の奉納では山本勘太夫社中より二名が参加致しました。自身の社中では道化師を務める山本勘太夫ですが、放下師の育成中である菊太夫社中では放下師として登場し奉納に華を添えます。

 

 

 

△魁曲(上乗:加藤菊太/台師:加藤難波)

総舞の締め括りの魁曲です。伊勢音頭の唱和で来年の再会を約束致します。

 

 

魁曲の奉納をもって令和6年度の河桁御河邊神社総舞を無事に終了しました。当日は、悪天候も予想される中でお参りも比較的少ない中ではありましたが、最後までお付き合いを頂きました皆様方、ありがとうございました。 まだまだ未熟であり、今後の精進が必要な加藤菊太夫社中でありますが地域の皆様には一層のお力添えを頂き、どうか再び加藤菊太夫社中が国指定重要文化財の担い手として名に恥じぬ活躍ができるよう、引き続きお見守り頂けましたら幸いです。

 

一般社団法人伊勢大神楽講社 代表理事 山本勘太夫