2017年9月30日(土)大阪府堺市北区金岡町『金岡神社』にて総舞の奉納を行いました。
金岡神社での総舞は勘太夫社中の年中行事に指定されており、例年10月第一土曜・日曜に町内回檀、総舞奉納は土曜午後と定められています。*本年は祭礼との兼ね合いにより一週早めての奉納となしました。
恒例となる本殿前での鈴の舞を奉納。
△劔の舞
△扇の舞
扇の舞は昨年入門の新弟子(大神楽師一般募集四期生)が舞手を務めました。今後の飛躍が期待されます。
△綾採の曲
放下師は指吸長春・道化師役は石崎雄一朗が務めます。
△水の曲(長水)
△水の曲(突き上げ)
天高く空に突き上げた茶碗を手元の台で受ける突き上げです。伸るか反るかならぬ“乗るか逸るか”の掛け合いに、この日一番の盛り上がりを見せます。
△傘の曲
放下師は家元 山本勘太夫が務めます。
△献燈の曲
神来舞(旧伊藤森蔵流)
約30年ぶりの復活となり、本年は大阪府各所で奉納している旧家元 伊藤森蔵流の神来舞の相舞(二頭舞)です。
勘太夫流の神来舞とは根本的な構成が異なり、別なる演目として見る事もできます。
△剣三番叟
△魁曲
山本勘太夫・指吸長春による魁曲です。
差し上げ・前掛かり・昇き上げなど、他社中では奉納される事のない希少な技の数々を惜しみなく披露します。
総舞終了後には恒例となる頭噛みの御祓い、そして本年より実施されております楽祓(らくはらい)をお受けになられた皆様へ神札の授与を行いました。ちびっ子ファンからは素敵なお手紙のプレゼントも頂きました。
本年も金岡神社までお越し下さった皆様、お世話頂きました地元の皆様、ありがとうございました。2010年の復活奉納より本年で8度目。2020年、10周年の特別記念奉納を目標に社中一同精進して参ります。
主催:金田歴史研究会/金岡町自治会