10月22日(土) 大阪府吹田市の万博公園内、国立民族学博物館にて総舞を奉納致しました。
この度の総舞は特別展「見世物大博覧会」開催に寄せた特別総舞となっており、伊勢大神楽における八曲の放下芸を全て披露する大変珍しい総舞となりました。
勘太夫社中に加え、勘太夫流獅子舞保存会より二名・山本源太夫社中より一名を招き、特別総舞に相応しい、賑やかな総舞が実現致しました。
△剣の舞
△四方の舞
△扇の舞
△綾採の曲
△水の曲(半水・長水・突き上げ)
△水の曲(戸板廻し・皿・鯛釣り)
皿の曲の演者は、宗家山本源太夫社中より参加の寺尾寛です。大神楽における八曲全てを修めた当代随一の大神楽師の一人です。
△吉野舞
△手毬の曲
△献燈の曲
△傘の曲(扇毬・傘)
扇毬は、話芸を中心とした萬歳が特徴で、奉納機会が年に一度以下という大変希少な演目となっています。
△神来舞
旧伊藤森蔵流の神来舞です。
△剣三番叟
△魁曲
約一年ぶりとなる二頭での花魁道中です。先発の大役は指吸長春・松下雄陽、後発は山本勘太夫・石崎雄一朗が務めました。二頭での一本立ちは勘太夫社中史上初となります。
この度の奉納は1970年大阪万博以来となる万博公園での総舞奉納でしたが、週末の平均来館者数の二倍近くである観覧者数383名という大変多くの皆様にご参加頂く事ができました。
お越し下さいました皆様が、またの一年を元気でお過ごしになられますよう、社中一同お祈り致しております。